周年を迎えた企業の多くは、周年事業の一貫として社員などに記念品を贈ります。記念品の内容はキーホルダーなどの小物から、お酒などの少し高価なものまで企業によってさまざま。そのせいか周年事業の担当者にとっては「ありきたりなものしか思い付かない」「何を選べば喜んでもらえるか分からない」という悩みのタネになっているようです。記念品選びは決定まで時間がかかることも多く、後回しになりがちなタスクでもあります。記念品制作に当たって押さえるべきポイントを紹介しましょう。
記念品を制作するとき押さえるべきポイントは3つです。
記念品の贈呈は周年事業の一貫です。まずは周年事業の目的を思い出してみましょう。「理念浸透のため」「感謝を表するため」「社内の一体感を醸成するため」など、記念品に込めるべき思いを明確にすることで、自ずと方向性が見えてきます。
次に、記念品の贈り先を決める必要があります。社員、クライアント企業、社員の家族など、周年の目的によって記念品を贈る相手も変わってくるのではないでしょうか。
内容とターゲットが決定した後は、配布の方法を検討します。いつ、どんなタイミングで贈れば受け取る人の心に残るでしょうか。「周年事業の記念式典で、記念品に込めたメッセージを言葉で伝えながら配布する」「家族に向けたメッセージを添え、自宅に配送する」などさまざまな方法が考えられます。周年事業の目的を念頭に、ベストな方法を選択してください。なお、注意が必要なのは、クライアント企業に配布するとき。記念品と同時に、記念品を入れる袋なども忘れずに制作しましょう。
スケジュール:
記念品の制作には予想以上に時間がかかります。焼き菓子などの食べ物であっても、オリジナルデザインの包装を依頼すると、最低でも2カ月は必要になるでしょう。記念品の決定を先延ばしにしているうちに、贈呈を予定していた日時に間に合わなくなってしまったケースもあります。下記のスケジュールを参考に、余裕を持って早めに準備を進めてください。
周年担当者から「従来人気だった記念品が、あまり喜ばれなくなった」という話を聞きことがあります。周年事業における記念品のトレンドは、消耗品より実用的なもの、記念品として残せるものなど。この他事業に関わりのある日用品や、包装紙に周年のロゴマークが付いているだけのシンプルな小物など、各社工夫を凝らして制作しているようです。
<まとめ>
周年事業において喜ばれる記念品の制作について、事例を交えながらご紹介しました。周年の目的に合った記念品を制作するには、早めにスケジュールを組んで動き出す必要があります。ぜひ、参考にしてみてください。
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