周年基礎知識

周年事業の振り返り

 

周年事業を振り返る

経営活動というのは投資であり、いつどのようなリターンがあるのかという観点が重要になります。周年事業も経営活動の一環です。目的を達成するために数年間、数億円をかけ、全社を挙げてプロジェクトを実行しました。目標はどれくらい達成できたか、残っている課題は何かを明確にし、次年度の経営活動や、次の周年事業に生かす必要があります。
周年事業の振り返りをすることで、何が良く、何が良くなかったのかを明らかにしましょう。成果が出ていれば成功となり、担当者の名誉にも、今後の業務のやりがいにもつながります。

 

 

周年事業の評価・分析

目標の達成度を測るには、それに適した手法を取ることが重要です。周年事業について、達成度を測る最も有効な手法はヒアリングです。ヒアリングは施策終了後に実施しますが、施策ごとに行う場合と、すべての周年事業が終わった後に行う場合とがあります。社長や役員、社員、実行委員などを対象としたヒアリングは、対面で行うのが望ましいでしょう。また、社内WEBを利用し、周年事業に関わった社員に広く20項目程度のアンケートを取るライトな調査方法もあります。
ヒアリングやアンケートを実施するとき、最も大切なのは、周年事業の狙いがどれだけ達成できたかが分かる設問をすることです。例えば「一体感の醸成」であれば、周年前と周年後では一体感を感じている社員の割合がどのように変わったか、「新しい気付きを得る」であれば、周年事業でどれだけ新しい気付きが得られたかという具体的な設問が必要です。
各施策の参加者数やイントラネットの閲覧数を分析することも有効です。評価・分析をレポートにまとめる際は、こうして得られた結果を客観的な事実として提示するといいでしょう。社外向けの展開も行う周年事業の場合は、周年商品の売上なども参考になります。

 

 

周年事業の評価・分析をまとめる

周年事業主要企画の1つとして臨時増額された社内報の編集予算を元に、通常号に比べてどのくらいの増ページが可周年事業の評価と分析に、事前準備・当日・事後の課題や提言などを加えたレポートを作成します。ヒアリングやアンケートで得られた定性的な情報に、数値分析などの定量的な情報を含められると客観的なレポートになります。また、出来上がったレポートを元に経営者報告会を開催できれば、周年事業に対する評価も上がるでしょう。経営者報告会ができない場合は、レポートを社長などの経営陣に提出してください。
なお、一般の社員にも広くレポートを公開することで、周年事業の当事者としての意識を持ってもらうことができます。
最後に、実行委員会で振り返り会を開催すると、新たな気付きや学びを得られ、大きな達成感が得られるでしょう。

 

<まとめ>
実行フェーズが終了したからといって、周年事業は終わりではありません。経営活動の一環として、結果を振り返りましょう。

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