周年基礎知識

活用しやすい周年事業ロゴマークの制作と浸透方法

 
 

周年事業のロゴマークとは

周年事業のロゴマークは、その企業が周年イヤーを迎えることと、それが何周年であるかをひと目で分かるように伝えるものです。さらに、周年事業の目的やコンセプトなどをキャッチコピー化することでメッセージ性が高まり、より印象深いものになります。

また、周年事業のロゴマークは、周年事業の方向性を象徴的に可視化し、アピールするものとしても大きな意味を持ちます。ところが、実際に使用する場面ではサイズが不適切で読みにくいといった声もよく聞かれます。

 

 

活用しやすい周年事業ロゴマーク

周年事業において活用しやすいロゴマークにするには、どうすればよいのでしょうか。解決策は、複数パターンのロゴマークを制作すること。ワンパターンのロゴマークをさまざまな媒体で使い回すのではなく、媒体により使い分けるのです。

例えば、周年事業のロゴマークを名刺に載せる場合は、小さくても目立たなくてはなりません。従って情報量が多い複雑なデザインより、一目で分かるシンプルなデザインが適切となるでしょう。反対にスペースが大きいポスターなどで利用する場合は、情報量が多い複雑なデザインであっても「小さくて文字が読めない」という問題は生じません。
さらに、スローガンありとなし、カラーとモノクロなど、構成要素を変えたパターンも用意しておけば、それぞれの媒体の特性に合ったロゴマークを使用することができます。

そのためには、周年事業のロゴマークをどんな媒体に使用するのかについても、事前に検討しておくことが重要です。

 

 

周年事業ロゴマークの構成要素

周年事業のロゴマークは、「20周年」「30周年」といった周年と社名の「必須要素」と、周年事業のスローガンなどの「選択要素」で構成するのが基本です。例えば下記のようなものがあります。

A社の場合
創業50周年
「周年事業のスローガン」

B社の場合
since1960
「周年事業のスローガン」

C社の場合
おかげさまで80周年
「周年事業のスローガン」

 

 

周年事業の認知度を高めるロゴマークの決定方法

周年事業のロゴマークが、会社から押しつけられたものである場合、社内での浸透は難しくなります。これを避けるためには、ロゴマークの制作段階から一般社員を巻き込む仕組みをつくることが重要です。

こうした仕組みづくりには、ロゴマークを社内募集する方法と、実行委員会が示した複数のロゴマーク案に投票してもらう方法の2つがあります。ロゴマークを社内募集する場合は、事前に周年事業の目的、コンセプト、意義などを十二分に伝えた上で募集する配慮が重要です。そうすることで、周年事業という大事業のロゴマークの制作・決定に関わる実感が湧き、周年事業に対する関心度や当事者意識も高まるでしょう。ロゴマーク制作に社員を巻き込むことで、周年事業イヤーを迎えるムードを盛り上げることができるのです。

 

 

周年事業ロゴマークを社内に浸透させる方法

周年事業を社内浸透させるには、名刺、ポスター、パンフレット、社内報、ホームページ、広告、封筒、ノベルティなどあらゆる媒体にロゴマークを載せるとよいでしょう。一日に何度も目にすることで、社員は自ずとロゴマークを意識するようになります。

タイミングとしては、周年事業イヤー突入直後か、その数カ月前にロゴマークを発表し、社内における盛り上がりを狙う企業が多いようです。

 

<まとめ>
周年事業ロゴマークのデザインについては、準備フェーズで決定した周年事業実施の目的をしっかりと反映したものにすることが重要です。未来への飛翔が目的であれば斬新なデザインが適していますし、自社の歴史を学ぶことで誇りの醸成を目指す場合は、重厚感のある落ち着いたデザインが適します。

なお、周年事業ロゴマークは、通常の企業ロゴマークと組み合わせて使うパターンと、周年イヤー中だけ企業ロゴマークを周年事業バージョンに替えるパターンがあります。

おすすめコンテンツ

 

 

未来につながる周年事業を展開する アズビル株式会社の100周年・110周年記念行事

▶こちら

社員への感謝を伝える 象印マホービンの100周年記念事業

▶こちら

 

周年事業が会社を変える!? JBAが考える周年事業とは

▶こちら

TOPへ